米国株は「セルインメイ」通りの強さ?セルインメイが正しいのか調べてみた。
米国株強すぎ
いやー、米国株、強いですね。
するすると上がって行っています。
マイクロソフトやアマゾンなどのハイテク株は、もう今年頭の水準に戻って、コロナなんかなかったようなことになっています。
まぁ実際、ハイテク株はリモートワークの推進やらなんやらで、あんまり業績が影響していないどころか、潤っているのかもしれませんね。
(ちゃんと業績チェックしてないのでわかりませんが)
とはいえ、他の株もかなり値を戻しています。
この強さが本物なのか、
「セルインメイ」通り、今だけの強さなのか・・
セルインメイとは
なんかあちこちで「セルインメイ」と見るんだけど、「5月に下がる、暴落する」という意味で使ってる方が多いような、、元々の意味は「5月の高値で売れ(そして、その後は相場は軟調だから秋まで戻ってくるな)」ってアノマリーですよね🤔🤔?
— 配当ワンミリオン (@haito1million) 2020年5月2日
先日のこのツイート、たくさんの方に「いいね」やRTしてもらいました。
意外とみなさん、ちゃんと知らないのかな?と思って、
本日はご紹介しようと思います。
由来
この「セルインメイ」というアノマリーは、正式には以下の文章が由来です。
Sell in May and go away, don’t come back till St. Leger Day.
そのまま直訳すると、
「5月に売って、立ち去れ。そして、セイント・レジャーデイまで戻ってくるな」という格言です。
セイント・レジャーデイは、イギリスの競馬の日、セイント・レジャーステイクスのことだそうです。
最古の歴史ある競馬競争らしく、日本の菊花賞のモデルになったとか。
これが、毎年9月の第二土曜に実施されます。
ちなみに今年は9月12日土曜日に行われます。
このアノマリー、通常は9月-4月の相場が強く、5月-8月の相場が軟調になりがちなので、
まだ5月の頭の高いうちに売って、そのまま秋まで戻ってくるな、という趣旨です。
つまり、毎年9月に株を買って、今売れ、ってことですね。
昨年の結果は?
そこで、昨年からの値動きを調べてみました。
昨年2019年9月16日(セイントロジャーディの後の月曜日)のS&P500は2997.96ドル。
昨日5月8日の終値が2929.32ドル。
今回に関しては、アノマリー通りにいかずにわずかにマイナスですね。
ただ、ほぼ横ばいの数字まで戻っています。
このコロナ禍の中で考えれば、かなり強いな・・というのが率直な印象ですね。
では日経平均はどうでしょうか?
2019年9月17日(16日は敬老の日で休場)の日経平均は22001.32円。
昨日5月8日の終値が20179.09円でしたので、ざっくり10%はマイナスです。
アノマリー、当てにならず・・
この二つを比べると、もはやアノマリーというより、米国株の強さを改めて実感しますね。
2008年以降、何回セルインメイは正しかったのか?
ところで、2008年〜2019年までの11年間も米国株の「9月に買って5月に売る」を調べてみました。
なんと、リーマンショックのあった2008年はマイナスなものの、翌年2009年から2018年まで、9年間ずっとプラスでした。
2018年、2019年の今回2回がマイナス。
なので、12回中、勝率9回、となります。
9/12で勝てるなら、確かにアノマリーには一定の法則性がある、と思えなくもないですが。。
私には、リーマンショック後の米国株が単に強すぎただけでは?という気がするんですが、
あなたはこのアノマリー、信じますか?
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